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「環境経営と地球温暖化」講習会実施(2018年8月28日)

2018年9月3日

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 2018年8月28日(火)、弊社3階大会議室において、「環境経営と地球温暖化」の講習会を実施しました。
 内容は、「中小企業における取組み事例」(質疑応答含む)を基に、福島県環境アドバイザー河合直樹氏に講演を頂きました。

山木工業「環境経営と地球温暖化」講習会実施1

 経営改善の重要ポイントの一つとして、無駄を省いて業務の効率化を図るという事があり、以下の活動は、「環境負荷」を低減することにつながります。

  1. コスト削減として原材料の使用量を少なくする
  2. 時間短縮として作業効率を高める

 無駄に捨てていた原材料を効率よく使用することは資源の節約・ゴミの削減につながり、作業時間を短縮させることは、節電などの省エネルギーにつながります。
 「環境経営」とは、経営改善に環境視点を加え、あるいは、組み込んだものといえます。
 ただし、収益を完全に犠牲にしてまでも、地球環境や地域の環境を良くしようというのではありません。環境経営が経営改善につながるということは、収益を上げるために効果的な面が多々あり、効率が良くなり無駄が省け、不良品等が削減されクレームがなくなる事等があげられます。

 そのような取り組みが結果的に環境も良くし「一石二鳥・三鳥」となるような経営改善手法なのであり、環境経営は、環境を意識しない一般の経営改善よりも、収益改善効果が大きいという状況を多々生み出しています。

山木工業「環境経営と地球温暖化」講習会実施2

 従来から行われている経営改善と環境経営との違いは、企業の姿勢の違いにあり、一般的に経営改善は、自社のためだけに行い、環境経営は地球や地域のため、すなわち社会貢献にもつながるものだということでした。

 同じ経営でも、環境を意識しているというだけでその企業に対する世間の評価は大きく変わり、社会的にもアピールができ、従業員のやる気を向上させることにもつながることが予想されます。
 現在は、環境への取り組みが企業の価値を高める時代です。

 環境経営は、企業にとって大きなプロモーション効果をもたらし、企業も個人も環境視点で取引先を選ぶようになってきました。特に大企業にその傾向が強く感じられます。

 環境への取り組みに積極的な企業との取引をすることは、自社の取り組みに適合するだけでなく、世界の法規制への対応力も高め(販路拡大、リスク回避)、自社の企業価値を高めることにもつながり、ビジネスチャンスが広がるメリットが出てくるということでした。

山木工業「環境経営と地球温暖化」講習会実施3

 弊社もそうした企業価値を高めるためにも、今後も環境経営に力を入れていきたいと存じます。

2018年9月3日

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