震災後の多忙期の景色を振り返る（2018年3月11日）

2018年3月11日

　平成２３年３月１１日の東日本大震災から７年を経過しました。本当に早いものです。今更ながらに当時の恐ろしさを思い出すと共に、被災した皆さまに改めてお悔やみ・お見舞い、そして哀悼の意を表します。
　月日の経過する速さを想いながら、最近の山木工業について、自分なりの所感を述べてみます。

震災後の山木工業（いわき市）の振り返りと今後の取組み1

多忙さから見えてきた課題とその克服策

　今年度の2017年度からは工事の発注も減り、災害復旧工事の随意契約から一般競争入札に戻ってきた状況で、震災前の建設不況期とは言わないまでも、もう少し時間が経過したら、あの競争の厳しかった時代が戻ってくるのかと身の引き締まる思いです。

　震災からの復旧・復興にあたっては、工事の件数がとても多く、営業業務における事務処理が多忙を極めました。また、工事部の人員不足による営業部からの社内検査及び積算業務などの支援にもあたっておりました。

震災後の山木工業（いわき市）の振り返りと今後の取組み4

　営業部ではデータの電子化を進め、電子文書の管理ルールも定めた運用を進める中で、一定の業務効率化の効果はありました。忙しいと、その状態を克服しないといけないので、疲れた頭でもなんとか知恵を絞りだそうとするものですね。

　他業界を見ますと、テレビ会議を行っていたり、データのサーバーでの完全な一元管理を行っていたりと、私たちもまだまだ改善して、業務の効率化を進める余地があるのではないかと感じています。より早くスムーズに、そして的確に正確に業務を進めるヒントはまだまだ沢山ありそうだと考えます。

　電子化を進める中で、情報共有の有用さを改めて感じましたが、ＩＳＯ１４００１も認証運用している当社においては、ペーパーの削減に寄与できたことも大きな進歩でした。次はもっと踏み込んで、ＶＰＮ（バーチャル・プライベート・ネットワーク）の構築、テレビ会議の普及などできたらいいなと思います。

　社内での「見える化」の更なる進展、標準化文書の効率的活用などで、より業務の効率化を進め、スピードと確実性の両面を守りたいと営業部では考えています。

震災後の山木工業（いわき市）の振り返りと今後の取組み3

　今後復興が一段落すると、以前見たような景色が蘇ってくるのだろうと想像します。多忙期を乗り切ることで施工部の技術者は力量をアップさせました。私たち営業部も、この時期に考えたことを実行させるのに、気持ちを新たに、品質にも環境にも配慮し、良い仕事の継続により努力を重ねていきたいです。

営業部主任　若松千鶴子

震災後の山木工業（いわき市）の振り返りと今後の取組み2

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